小豆に甘味を加える大型の鍋を見学する参加者
ＪＩＣＡの日経研修事業の一つとして７月９日、豊原町の株式会社鈴木製餡所にアルゼンチン、ブラジル、ペルーから６人の日系人が訪れ、工場見学やあんこの試食をした。
創業71年の同社の工場では、小豆を煮る釜や皮を取り除く機械、甘味をつける鍋など見学した。
現地でも大福やどら焼きなど人気があるという。ペルーの日系２世で、パティシエのマツムラカオリさん（31）は「あんこは全て手作りで手間がかかって大変」と話し、「ラムネあんなどおもしろい。母国でも人気が出るかも」と充実感をにじませた。
同社の佐野正敏さんは「安全管理や品質管理など、日本が進んでいる部分がある。文化を持ち帰ってもらい、ゆくゆくは販路を拡大したい」と期待を寄せた。
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