藤沢 文化
公開日:2026.04.10
「風土を後世に」 鵠沼郷土資料展示室で企画展示
鵠沼市民センター(鵠沼海岸2の10の34)内の鵠沼郷土資料展示室で現在、企画展示「黎明期の鵠沼-トピックスでたどる明治以降の鵠沼-」が開催されている。10月31日(土)まで。
今回の展示では、鵠沼海岸など近代以降に開発された鵠沼南東部の歴史を、古写真や文書、地図などで辿る。
荒れた砂原だった同地の開発は明治中期、肺結核の療養を目的とした海水浴の場として注目されたことが始まりとされる。1892年には25万坪を大給子爵家が買い取り、3千坪に切り分け日本初の開発分譲型の別荘地として売り出した。
同地域の開発の特徴として、「行政より先に名士がインフラを整備していた」と同室運営委員会の柳田敏雄さんは話す。開発を担ったのは同家の執事・伊東将行(1847-1920)。伊東は後に数多の文士や画家の逗留先となる旅館「東屋」の原型となる貸別荘を建設。また郵便局や駐在所の設置支援、病院の開院に携わるなど、同地域の発展に寄与した。展示では伊東による明治の鵠沼開発の様子が写真で見てとれる。
開発に貢献したもう一人の人物として、実業家の高瀬弥一(1887-1954)の事績が紹介される。高瀬は大正時代に定住住宅地の分譲地を手掛け、別荘地から人が住むまちとしての同地域の発展に寄与した。また水道事業や道路整備に携わった。展示ではその事業による成果と高瀬の人生を共に紹介する。他にも関東大震災の地域ぐるみでの対応や、戦中に用いられた道具の写真も並ぶ。
柳田さんは鵠沼について「サーフィンやビーチバレーの発祥地でもあり、何もないところから自分たちで新しいものを作るという風土がある」として「展示を通じてそのような風土を後世に伝えていきたい」と話した。
見学無料。開館は午前10時から午後4時(月曜休館)。
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