東京大手町―箱根芦ノ湖間を往復する新春の風物詩「第96回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」(関東学生陸上競技連盟主催)が、1月2日(木)と3日(金)に行われる。昨年、創部初の総合優勝を果たした地元東海大学陸上競技部駅伝チーム(両角速駅伝監督)は、大会2連覇に挑む。
今大会には4年生8人、3年生5人、2年生1人、1年生2人がエントリーしている。うち、昨年も選ばれていた選手は9人。16選手中「黄金世代」と評される4年生が8人、さらに前回出走選手は7人という層の厚さから、東海大は「勝って当たり前」という周囲の期待とプレッシャーを背負い挑むことになる。
10月に行われた「出雲駅伝」で、東海大は3位の東洋大学とわずか9秒差で表彰台を逃した。しかしこの時、塩澤・西田・市村選手が結果を残し2・3年生が台頭。この3週間後の全日本大学駅伝では2位の青山学院大学に1分44秒の大差をつけ優勝し、箱根駅伝王者の意地を見せた。
一方で、昨年までの3年間6区を任されていた中島怜利選手が、メンバーから外れてしまった。「現メンバーに6区経験者がいないので、ここが一番大事なポイントになるのではないかと考えている」と、両角監督は話す。
駅伝当日に向け、チームの仕上がりは上々だという。しかし、東海大同様に層の厚さがある駒澤大学や、「勢いに乗ればわからない」という帝京大学や国学院大学など警戒すべき強豪は多い。
「各大学に持ち味があり、それ故に今は『駅伝戦国時代』。最後まで接戦になる可能性もあるので気は抜けない」と監督。昨年は往路・復路とも2位のタイムで総合優勝を果たしたが、今年は「完全優勝」を目指す。
選手を支える裏方のトップ
選手のサポートなど裏方で支える一人として活動してきた駅伝主務の中山駿さん(4年)=写真。マネージャーのトップを務める。自身も競技経験を持つが、マネージャーとして甲子園出場チームを支えた友人を見て、入学してすぐマネージャーとして入部。故障なく、選手たちが万全の状態で当日を迎えられるよう全力を尽くす。
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