金目川にかかる県道63号(相模原大磯)「吾妻橋」=片岡=の架け替え工事が完了し、20日午前3時に新たな橋が開通した。工事着手から8年。渋滞解消のため車道に右折レーンが設けられ、歩道が両側に設置された。
新しい吾妻橋は、昨年9月に完成。交差点の改良工事などを経て5月20日に開通した。全長62・1m、幅16m。大磯側から伊勢原方面への車道に右折レーン(平塚市街)を設置し、3mの歩道を両側に設けた。仮橋は今年度中に撤去の予定。
旧吾妻橋は、幅9・5mと狭く、2・5mの歩道が片側にあるだけだった。大磯方面から橋を渡って右折する車が妨げとなり渋滞が発生。市内でも有名な渋滞発生箇所で、「酷い時は夜11時に公所の交差点まで渋滞が伸びていた」と証言する近隣住民もいる。
旧橋は1963年完成。50年経過し、老朽化が進んでいることから架け替え工事が決定した。2012年度に着工し、迂回路となる仮橋は13年度に完成。当初は18年度に工事完了予定だったが2年ほど遅れた。県平塚土木事務所の担当者は「渇水期の工事が想定以上に難航した」と話す。
橋の近くに住む女性は「新しい橋ができて便利で楽になる。歩道が広くなって良かった。ドライバーが新しい道路に慣れれば渋滞も減ってくるのでは」と話す。
また、工事完了に伴い、神奈川中央交通の「片岡」バス停の場所も変更。バスベイが設けられ、24日の始発から新しいバス停となっている。
記念式典の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。「親子で渡り初めをしたかったので残念」という声もあった。
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