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平塚・大磯・二宮・中井 教育

公開日:2022.10.20

恐竜の不思議にくぎ付け
土屋小児童が「神大生」に

  • 模型を使って恐竜とヒトの骨格の違いを学ぶ児童

 神奈川大学湘南ひらつかキャンパスで9月29日、土屋小学校の児童を対象にした「一日大学生」が実施された。小学5年生、6年生30人が同大学理学部の佐藤たまき教授の講義を受けた。

 佐藤教授の専門は古生物学。講義では、ティラノサウルスや三葉虫、最古の人類などが活動した年数を長さに置き換えて比較したり、恐竜とヒトの骨格の違いを標本を見ながら学んだ。

 児童らは、佐藤教授から「ティラノサウルスと人間の骨の違い」について問われると、恐竜の骨格資料や人体模型、自分の体を触って確認しながら、肩甲骨の位置や頭蓋骨の形、腕や足の関節の違いを確認した。

 幼稚園の時から恐竜の研究者になろうと決めていたという佐藤教授は、児童らに「古生物学者になるためには、自分で研究テーマを探し、どうしたら明らかになるか考える必要があります。『不思議』『面白い』と思う気持ちを忘れないでほしい」と呼び掛けた。

 生き物が好きで、自宅で蝶の標本を作っているという戸田沢奏汰さん(5年生)は「知らないことがたくさんあっておもしろかった。僕も佐藤教授みたいになりたい」と話していた。

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