埼玉・東京・神奈川・千葉など関東一円で配送サービスを行う清水運輸グループ。創立50年を越え、全国を結ぶきめ細かなネットワークを形成し、チャーター便から、共同配送など幅広く物流を支えている。

長い歴史のグループで、未経験でも安心の育成制度

　同社の平塚営業所は、2022年11月、清水運輸グループで神奈川県に初めて誕生した営業所。未経験者や他業種からの転職者も多い。その理由は、創立50年以上かつ大きいグループならではの研修設備や指導育成、研修に力をいれていること。中型、大型、フォークリフトの各種免許取得に対する支援制度も充実している。

少数精鋭、車両大好き、助け合いの風土

　営業所の雰囲気や特徴を根岸紀雄所長に聞くと、まず一つ目は「少数精鋭だからこそ発揮できる機動力」。ドライバーの数が限られているからこそ、一人ひとりの役割が大きく柔軟。急なルート変更や新たな荷主の配達依頼が入った時も「よし、やってみよう」とすぐに挑戦できる雰囲気がある。

　二つ目は「とにかく皆、車両大好き。洗車がライフワークの仲間たち」。週末の営業所では、洗車場の取り合いが起こるほどで、ピカピカになったトラックが並ぶ様子は壮観。「車両は私たちの仕事場であり、大切な相棒。相棒を大切にする気持ちが、安全運行や丁寧な荷扱いにつながっている」。車両は7年ほどで入れ替え、新車に乗れるというのもポイントという。

　そして三つ目、最も大きな特徴は「抜群の人間関係と、温かい助け合いの風土」。マニュアルに書かれていない現場でしか得られない貴重なノウハウも先輩から新人へ惜しみなく教えているほか、事務所に帰ってきた時も皆で意見が飛び交っている。「困った時はいつでも声を掛け合える、そんな安心感が仕事の基盤を作っている」のだとか。

　営業所では「運行の効率化」と「働きやすさの追求」に力を入れ、ドライバー同士で知恵を出し合い、常に小さな改善を積み重ねている。

地域貢献活動「ラッピングトラック」

　同社では、地域貢献活動の一貫として、各自治体などと連携して「ラッピングトラック」を実施。「走る広告塔」として、営業所近隣地域の観光振興に寄与している。

　平塚営業所では二宮町と連携。同社のトラックに二宮町の名所・吾妻山公園の菜の花や「エノキの木」の絵をプリントし、2025年2月に披露された。

営業所の二宮町出身の従業員が縁となり実現。車両は関東一円を運行しており、多くの人々に二宮町をPRしている。

　また、厚木商工会議所青年部とも連携しトラックをダンスイベントのPR用にラッピング。2025年8月には、「あつぎ鮎まつり」の開催日当日に会場近くを巡回し、イベントをPRした。

　ドライバーは随時募集中。詳細は記事の最後にあるＵＲＬへ。