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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2026.09.11

TKOで日本王者に 平塚市在住大橋波月さん

  • 勝利した大橋さん(提供写真)

    勝利した大橋さん(提供写真)

 平塚市宮の前ボクシングジム「湘南龍拳」所属の大橋波月さんが、8月16日に行われた日本ライトフライ級タイトルマッチで、王者・亀山大輝選手をテクニカル・ノックアウト(TKO)で下し、新王者に輝いた。

 下馬評では王者の勝利を予想する声が多かった一戦。大橋さんは序盤から主導権を握り、5ラウンド終了時点の途中採点では、3者のジャッジ全員が50―45と大橋さんを支持した。6ラウンド以降も追い上げを狙う王者を寄せ付けず、迎えた10ラウンド目で、大橋さんの右ストレートが亀山選手の顎を捉えると、グラついた王者を見たレフェリーが試合をストップ。TKOで大橋さんが新王者となった。

 試合後、大橋さんの口から出たのは、妻をはじめ、会長やジムの仲間、応援してくれた人たちへの感謝の言葉。「勝利した瞬間に『やったぞ』と、感情が爆発しました」と振り返る。

 勝利の要因の一つとなったのが、相手のイメージを逆手に取った戦略。自身について「大振りをしてくるラフなファイター」という印象を持たれていると分析し、それを逆手にアウトボクシングを徹底的に意識したという。「自分のしたいボクシングではなく、勝つためのボクシングに徹しました」と分析した。

 大橋さんは2019年の試合を最後に引退し、2023年に復帰した。その背景には、同ジムの五十嵐春輝選手の存在が。幼馴染でもある五十嵐選手が目の前で東日本新人王に輝く姿を見た大橋さんは、「きつい事から逃げる自分を変えたい」と復帰を決意。正社員からアルバイトへと働き方を変え、「もうやるしかない状況を作った」と語り、王者に駆け上がった。

 日本一の座を手にしても姿勢は変わらず、「勝つことにこだわる」とし、「これからも応援お願いします」と笑った。

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