創立30周年記念誌を発行した富士見が丘3丁目・松根ゆめクラブ会長 柏原 昭彦さん 二宮町在住 70歳
愉快で快活なリーダーシップ
○…富士見が丘3丁目・松根ゆめクラブの創立30周年記念誌を発行した。7人の編集委員とパソコンを駆使して手作りした冊子には長老インタビューや孫の寄稿作文、クラブ活動の報告、会員たちのカラー写真多数を掲載。「記念品を買うよりも少ない予算で将来に残せるものをと思って。自治会の人たちにも読んでもらい、クラブに入会するきっかけになれば」と語る。妻の三津子さんも編集委員で表紙デザインなどを担当。「文章を丸暗記するほど」繰り返し読んだという。
○…メーカーの営業マンとして仕事に打ち込み、退職後は地域で仲間づくり。趣味のゴルフでサークル・みどり会を発足し、自治会長や社会福祉協議会松根支部の役員を務めた。平成19年4月からゆめクラブ会長に就任。気になることがあった。会員数の割に行事参加者が少なく、決まったメンバーしか来ない。「老人会というと抵抗を感じて、お年寄りがお茶を飲んでいるイメージしかない人もいる。みんなが喜んで参加する、明るいサロンにしていかなかれば」と思い立った。
○…そこで始めたのが新しい活動。様々な特技を持つ会員が講師になる「趣味の教室」、ウォーキング会、河津桜や中伊豆の紅葉を見に行くバス旅、映画鑑賞会などだ。誕生会も復活させた。パークゴルフや植栽運動、ゆめクラブ連合会の催しなどもあり、活動は盛ん。「夫婦揃って元気なうちから地域の輪に入っておくことをお勧めします。一人になった時、特に男性は家に籠もりがちになってしまいますから」と呼びかける。
○…役員だけでなく、適材適所でまとめ役を選び出し、「楽しく面白いクラブ」を運営する。忌憚なく互いに意見を言い合える仲は、会長の後腐れないカラッとした人柄にもよる。会員たちも元気を発揮し、連合会運動会では4年連続優勝。「競技や応援に盛り上がるのはいいけれど、熱くなり過ぎて審判に抗議するのだけは止めてくれよ」と苦笑い。
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