市町村対抗かながわ駅伝 25回出場表彰を受けた 古澤 秀和さん 二宮町在住 54歳
積み重ねが実を結ぶ
○…「うれしいです。自分を走らせてくれたチームに感謝します」―。2月13日におこなわれた市町村対抗かながわ駅伝大会で25回の出場回数に対し表彰を受けた。「実は昨年10月に大怪我をしまして」と照れくさそうに告白。練習中に肘を骨折し足を痛めた。チームに迷惑をかけたくない、そんな思いが通じたのか大会には間に合った。今振り返っても「走れてよかった」と、安堵の表情を見せた。大会では3年連続でアンカーを任された。「この時期は天候が心配。雪の影響で道路がどうなっているのか不安でした。ゴール近くではまだ雪も残っていましたので、コース取りに注意しながら走りました」と振り返る。
○…走るきっかけは、小学6年生の時。「クラスでマラソン大会を開催することになって。その時たまたま上位に入ったことがうれしくて。以降、走ることが楽しくなりました」。中学、高校と長距離ランナーとして活躍した。現在、平塚市内にある江南高校の教師を務める。自宅のある二宮町から学校までの12〜3Kmを走って通う。これが練習。約7年続けている。「走ることが習慣になっているので」と笑う。体重管理や食生活も気をつける。スリムな体系なのも納得。
○…「同年代だけには負けたくない」―。自身を奮い立たせているのはこの一点だ。「最近の健康やマラソンブームもあってか、一時期休止していた人がまたランナーとして復活しています。私と同年代のランナーが増えていくのはうれしい。でも勝負したら負けたくはない」。負けず嫌いな性格を垣間見た。歳は重ねても、闘志は衰えることを知らない。これからも「走れる限り走りたい」ときっぱり。その強い思いが心と体を支えているように思えた。モットーは「何事も毎日コツコツと続けること」と話す。今後の挑戦はとの問いに「もう一度フルマラソンを走りたい」と目を輝かせる。
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