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大磯・黒金閣で三上賀代舞踏ソロ公演を行うとりふね舞踏舎の主宰者 三上 宥起夫さん 大磯町在住 62歳

公開:2011年3月25日

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生き方としての舞踏へ意欲

 ○…大磯を拠点に活動する舞踏グループ「とりふね舞踏舎」を舞踏家である妻の三上賀代さんと主宰。高麗山公園に近い静かな高台の中腹に野外稽古場兼劇場「黒金閣」を構える。3月26日(土)と27日(日)に第5回桜の会三上賀代ソロ公演『斜向日葵』を行う。

 ○…暗黒舞踏の創始者土方巽を研究していた賀代さんの舞踏論文を読み、「舞台を創りたい」という熱意がこみ上げ、20年前に舞踏舎を設立。翌年1992年の旗揚げ公演『献花』を皮切りに、国内はもとよりフランスやイタリア、ロシア、イギリスなど海外の演劇祭での招聘公演や、米国の大学でのワークショップなどを展開。舞踏舎作品すべての企画や構成、演出、振り付けを手掛ける。また、東京藝大名誉教授を務めた野口三千三氏が考案した野口体操をベースにした「からだの教室」も開く。

 ○…青森県生まれ。大学進学で上京したものの、時代は学生運動真っ盛り。授業はなく、アルバイトをしながら「何か違う」と鬱屈した日々を過ごす。身内の言うことに従って故郷に引きこもるのも嫌だった。居場所を探し、「雨宿りのつもり」で見つけたのが、同郷の劇作家寺山修司が主宰する劇団天井桟敷。付き合っていたフランス人の誘いで渡仏。劇団公演へ向けて奔走し、ヨーロッパ公演をプロデュース。芝居は大勢の観客を集めた。「まだ若く、何も知らなかったから出来た」と振り返る。「舞台を創り、まっさらにして次の公演地へ。そうやって色々な人たちが劇場で発表してきた繋がりの中に、ロマンチックなものを感じた」とも。退団後は雑誌記事や小説を書き、仏大学演劇センターの奨学生になる。

 ○…「人の存在そのものが表現である」と考え、平均年齢55歳というアマチュア舞踏集団「湘南舞踏派」を率いる。「50歳60歳からの人生は長い。何をどう表現していくかは真剣な課題」と、生きる=表現することへの意欲を溢れさせる。
 

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