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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2011.06.24

第25回定期演奏会を開催する「あがつま合唱団」の団員
古瀬 泰子さん
二宮町在住 

心寄せ合うハーモニー



 ○…7月3日(日)にラディアン(二宮町生涯学習センター)ホールで第25回定期演奏会を開く「あがつま合唱団」のメンバー。隔年で定期演奏会を催している混声の同合唱団は昨年創立50年を迎え、今回は節目のコンサートにあたる。合唱曲集「空に、樹に」、さだまさし作曲「北の国から」、子どもたちにもおなじみのディズニー映画やアニメの名曲集など多彩なプログラムを組んでいる。「聴いて下さる方へ、歌の思いが伝わるステージをお届けしたい」と語る。ゲネプロ(通しリハーサル)を終え、本番間近の練習に熱が入る。



 ○…歌うことが好きで、転勤族だった生活が二宮に落ち着いたこともあり、29年前に入団。ソプラノパートを歌う。1996年からの8年間は会長を務めた。現在、約30人が毎週土曜日に練習を積みながら定期演奏会や二宮合唱祭、近隣で開催される湘南合唱祭などに参加している。ボイストレーニングにも励み、「喉を大きく開いてお腹を使い、からだ全体で歌っています。練習の初めに体操をしますし、(合唱は)文化系のイメージとは反対の運動系ですね」と微笑む。



 ○…団員の気持ちが一つになって生まれる美しいハーモニーが、合唱の醍醐味だと話す。「歌声をみんなで作り上げていく楽しさ。お客さんの反応とともに、残響が舞台に返ってくる時の素晴らしさもあります」。40周年記念演奏会で「ガラスのうさぎ」を歌った際は思わず感情が極まり、客席からも涙がこぼれていたそう。「本当は、歌う側が泣いてしまってはダメなんですけれどね」。



 ○…横浜生まれ。子どもの頃はラジオから流れる童謡や抒情歌に親しんだ。学生時代は生物部に所属。歌に心を寄せ、動植物を愛しむ精神は「穏やかに楽しく生きる」人生に通じている。職場の合唱グループで一緒に歌っていた御主人とは今も合唱仲間。予定が同じなので、互いに気兼ねせず外出できるのがよいとか。

 

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