大磯・二宮・中井版 掲載号:2011年8月19日号
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ギャラリーさざれ石で木版画展を開催する 赤羽(あかはね)智子さん 大磯町在住

制作の歓びは元気の源

 ○…大磯町のギャラリーさざれ石で9月3日(土)から13日(火)まで木版画の個展を開く。地元大磯では初の展覧会。多色刷り版画20点を発表する。春の訪れを告げる、ぐるぐると踊っているような風の心象を写した作品『春一番』や、草木のきらめき、ゆったりとした雲の流れ、愛嬌あるウーパールーパーや蛙などの表情を描いた作品が並ぶ予定だ。「楽しい雰囲気を感じ取っていただけたら嬉しい」と話す。

 ○…自然のリズムの美しさや生命力を表現する作品づくりに取り組む。出展テーマは「希望の風」。今年に入って考えた。そこに、3月11日の震災。ショックで制作の手が止まったという。「恐ろしい災害をもたらす自然ですが、心を癒して前向きな気持ちにさせてくれるのも自然の力だと思う」。戦後の焼け野原に生えた草に励まされたと語っていた母の話を思い出し、「そっと人を力づけてくれる『希望の風』を届けたい」と、個展への思いを込める。

 ○…藤沢市出身。東京造形大学絵画科で木版画を学ぶ。大学の同級生と結婚後、大磯へ。一時期は育児に専念し、下の子が小学生になって再び木版画に力を注ぐ。飛騨高山現代木版画ビエンナーレ展、ブルガリアの国際小版画展、CWAJ現代版画展などで入選。制作過程では試し刷りの後で彫り直すこともあり「悪戦苦闘している時に自分らしいものが表れる」。初めての本刷りはいつもワクワク。和紙をめくり、予想を超える作品に仕上がることも木版画の醍醐味だそう。「創作によって元気でいられるし、それを支えてくれる周りの人たちに感謝」と、充実感と歓びを率直に述べる。人を和ませるほんわかとした人柄が作品に通じている。春陽会会友。 

 ○…造形教室を主宰。「猪やスズメ蜂が出てくる」自宅周辺は自然が豊かで、創作に格好の場だとお気に入り。「性格は違うけど、価値観は同じ」という夫の孝也さんも来月後半に同じギャラリーで作陶展を開く。
 

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