神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

第42回JRAホースショー大障害飛越競技で優勝した 池田 弘彰さん OISO乗馬クラブ代表 44歳

公開:2013年5月17日

  • X
  • LINE
  • hatena

人馬一体で夢へ跳躍

 ○…「馬との呼吸が合ってみごとな飛越ができた時は、まさに醍醐味を感じる瞬間」と笑顔が弾ける。オリンピック日本代表をはじめ国内外のトップ選手が出場した3月の国際馬術掛川2013。「10年前は観客として見ていた」という世界大会の大障害クラスCSIグランプリGUCCI GOLD CUPで第2位に入った。5月の連休中に行われた第42回JRA馬事公苑馬術大会(JRAホースショー)では大障害飛越競技で優勝を飾った。

 ○…飛越競技はコース内に設置した障害物を飛び越える技と速さを競う。中障害クラスから160cm高の大障害でも活躍するようになったのは4年ほど前から。「このクラスを飛べる馬は国内に30数頭しかいない」と話す。欧州で出会った素質のある3歳馬を日本に連れて来て調教し、人馬一体となって歩んできた。

 ○…限られた人だけのスポーツと思われがちな乗馬だが、「父が趣味でやっていた程度。サラリーマンの家に育った」。始めたのは長野県に住んでいた小学校高学年。サイクリングに出掛けた先にあった乗馬クラブで「毎朝餌をやりに来たら、タダで馬に乗せてあげる」と言われた。登校前に片道6Kmを自転車で通い、放課後は新聞配達をして再びクラブへ。「真っ暗な山道を行きは1時間。帰りは10分。クラブの人の厚意に途中で『辞める』とは言えなかった」と思い出を語る。

 ○…神奈川へ移ってからも馬術を続け、高校時代は3年連続国体出場。大学卒業後は内定を受けた企業を断り、乗馬クラブに勤めた。十数年前、一念発起して大磯に土地を見つけ、OISO乗馬クラブを設立。廃材を利用して厩舎やクラブハウスを造った。「家庭もある身で『やるしかない』という信念だけだった」。

 ○…ワールドカップの予選が始まり、目標は海外での試合出場と、馬に優しく接する乗り手の育成だ。「馬への恩返し」と愛馬たちに温かな眼差しを注ぐ。
 

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

大関 陽子さん

2023年中に特殊詐欺を8件阻止したローソン・スリーエフ大磯国府店オーナーの

大関 陽子さん

平塚市在住 42歳

3月15日

山下 愛絵さん

全日本学生美術展団体の部で、2年連続最高賞を受賞した絵画教室「アトリエMEGU」代表

山下 愛絵さん

平塚市出身 45歳

3月8日

伊沢 優吾さん

第9回西湘地区三十路式の実行委員長を務める

伊沢 優吾さん

平塚市見附町在住 30歳

3月1日

鈴木 馨さん

西長院の身代わり地蔵尊会会長の

鈴木 馨さん

大磯町国府本郷在住 87歳

2月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook