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大磯混声合唱団の団長を務める 藤田 幸子さん 大磯町在住 

公開:2014年5月23日

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「50年100年続く合唱団に」

 ○…設立30周年を迎えた同合唱団の団長を務めて10年。「50年、100年と続けていけるような合唱団になりたい」と、温和な表情で将来像を描く。30周年記念の演奏会は直近の日曜に迫った。特別にソリストとオーケストラを交え、祝いの曲『グロリア』などを歌う予定だ。「皆夢中で練習しています」と、最終調整は順調に進んでいる。

 ○…合唱は大学時代に経験していた。一度は離れたものの、子どもが成長したことをきっかけに「仕事の後で参加できるところがあれば…」と門を叩いた。練習は大磯のふれあい会館で毎週金曜日の午後7時から9時まで。楽団創立以来変わらないという伝統の場所と時間だ。27人の団員は練習の出席率が「毎回ほぼ100%」。音のハーモニーだけではない心地良さが、そこにはあるのだろう。

 ○…大磯で唯一の眼科医院の院長で「町を歩くと知り合いばかり」と笑う。医者になる前は中学や高校で英語教師を務めていた。出産を機に退職したが、「年齢に関係なく人の役に立つ仕事ができるよ」と夫に勧められ、34歳で大学に再度入学。卒業した時は40歳になっていた。「夫をはじめまわりの人たちに支えてもらえたから」と感謝は尽きない。長女は視能訓練士、長男は眼科医、次男は医学生と、子どもは皆自身と近い道を選んだ。「たまたまですけどね。スタッフが意識してしまうので私の院で雇うつもりはありませんけど」とキッパリ言い切るが、「医療関係の道を選んでくれたのは、やっぱり嬉しい」と満面の笑み。

 ○…これからの合唱団の課題として「若い新しいメンバーの獲得」をあげる。「退団する人は本当に少ないですが、それでは毎年高齢化していってしまう」と言葉に力を込める。「記念演奏会では、30代の方が指揮を務める。若い人にも魅力ある演奏ができたら」。30年を振り返り、新たな未来へとつなぐ歌声が湘南に響くのは、もうすぐ。

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