二宮町商工会青年部の事業委員長を務める 井上 幸彦さん 二宮一色町在住 36歳
二宮町を盛り上げたい
○…創立50周年を記念して二宮町商工会青年部が、1月28日に梅沢海岸で花火大会を開催する。スターマインや水中花火、仕掛け花火など約500発を真冬の夜空に打ち上げる予定だ。「町を活性化させたいという願いも込めて企画しました」
○…花火業者や消防、警察などとの交渉や関係団体との打ち合わせなど、事業委員長として昨年から仲間とともに準備を進めてきた。開催資金を工面するため、それぞれの仕事や商売が多忙を極める年末も協賛金集めに奔走したという。「町内での花火大会は約10年ぶり。ぜひ、大勢の人に楽しんでもらいたいです」
○…3人きょうだいの次男。地元の一色小学校と二宮中学校で学び、父の仕事を継ぐ意思を持って工業高校へ進んだ。卒業後は、パナソニックショップの後継者を育成するために「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助が設立した全寮制の専門学校へ。「朝5時55分に起きて3キロのマラソン。茶道やカラーコーディネートの授業もありました」と振り返る。「今考えると、人間を育てる場でした。もう少し年齢を重ねてから学んだら、もっとためになったかもしれません」と笑う。
○…「まちの電器屋さん」で知られる井上電器商会に勤務する。店番を母が務め、新築住宅の配線などの電気工事がおもな仕事。朝から日が暮れるまで現場に出ていることが多く、親も認める働き者の青年だ。業界の会報紙で専門学校の同期生が優良店舗表彰を受賞した知らせを目にすると、「とても嬉しいことだし、自分にとっても大きな励みになる」という。
○…仕事にも地域活動にも勤しみ、消防団では分団長を経験。仕事仲間の組合では近隣で開催されるイベントなどを手伝い、昨年は江の島の烏帽子岩ライトアップの電設に協力した。「漁船に乗って、イルミネーションの点灯をスマホで設定して。結構、楽しみながらやっています」
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