なかい誕生110年記念事業「レインボーマーケット」の実行委員長を務める 萩原 和之さん 小田原市在住 40歳
多世代交流で子ども育む
○…子どもの笑顔が咲く空間や夢と希望の実現に向けた機会を創出しようと、中井中央公園で偶数月の第1土曜日に開催してきた中井町ファーマーズマーケットを「レインボーマーケット」に改称。4月は第2土曜日の14日に開く。作り手の顔が見える地場産品や野菜、ハンドメイド品の販売、ワークショップのほか、町消防団第1分団の協力を得て放水訓練の体験と子ども用防火服の試着、記念撮影なども行う。
○…今年は「なかい誕生110年」記念事業としてマーケットを実施する計画で、「中井町を盛り上げるお手伝いができれば」と語る。店でお客を迎えるだけでなく「外に出てみよう」と思い立ち、ファーマーズマーケットの初回から出店。マーケットやコミュニティ食堂といった多世代交流活動や防災啓発事業などを展開するNPO法人子育ての輪Leiの設立に携わり、理事に就いた。
○…3年目を迎えたマーケットの実行委員長を務めて約1年。「ニワトリマスター」の愛称で親しまれている。当初は自分の出店を「少しでも目立たせるために」着けたニワトリの被り物で会場全体に人を呼び込み、各出店者の売り上げにも気を配る。「人と人との繋がり、様々な方の協力のおかげ。マーケットを広めて継続していきたい」
○…小田原市出身。調理師の道へ進み、給食委託会社を経て8年前に地元で居酒屋を開業。炭火焼き鳥の店「鳥ほたる」を営む。「通信簿に内向的と書かれていたのに、お喋りになっちゃって」と笑う。マーケットでは、使わなくなった玩具や手作り小物などに子どもが値段を付けて接客するキッズマーケットも実施。「大人とのコミュニケーションを通して子どもたちが地域を担う人材に成長し、いずれは世代交代に繋がれば」と願う。
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