大磯・二宮・中井版 掲載号:2019年3月15日号
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大磯でハーモニカ講座の講師を務めた 佐野 清彦さん 大磯町高麗在住 73歳

音楽の原点は自由奔放

 ○…「ハーモニカは笙に近い楽器。だから日本人には懐かしい響きに感じるんです」。作曲家、NPOの音楽芸術監督として活動。「子どもの頃に即興で自由に口ずさんでいたように、誰もが肩ひじを張らずに音楽を楽しんでほしい」と数十年抱き続ける思いを語る。

 ○…東京都江戸川区の出身。幼い頃からハーモニカや篠笛、ピアノに親しみ、童謡の歌集を「片っ端から作曲」するような子どもだった。登山好きで、高2で進路を決める際も「山が教えてくれる」と筑波山へ登って決定。作曲家を志して東京藝術大学・大学院で学び、3年生の時に作った曲が日本音楽コンクールの作曲部門(室内楽曲)で第1位に選ばれるなど、若くして才能を開花させた。

 ○…在学中に世界的作曲家・武満徹のサロンに通い、前衛作曲家やコンピュータミュージックの先駆者などに出会って衝撃を受けた。「絵画の良しあしに決まりがないように、音楽ももっと自由でいいのでは」。卒業後、音楽短大の講師を務めながら、仲間とグループを結成。河原に設置した大竹の鳴子の音を、凧に取り付けたスピーカーで空中から流すなど実験的な音楽活動を行った。1980年にレコード会社を立ち上げたが続かず、高校で音楽史を教えながら丹沢に山小屋を借りて2年間暮らした。「夜に月の光が相模湾に映って、銀の盆のように見えた」と懐かしむ。その後、鎌倉や藤沢など県内を転々とし5年前に大磯へ。「高麗山の森など日本の原風景が残っていて落ち着く」と現在の生活を楽しむ。

 ○…「音楽本来の自由な形を取り戻したい」と鎌倉でNPOを立ち上げ古楽祭やセミナーを開催、英国で環境音楽の演奏旅行をしたことも。音の文化を題材にした著書も2冊ある。健康の秘訣は「気功と散歩」。

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