大磯・二宮・中井版 掲載号:2019年5月1日号 エリアトップへ

ラフティング世界大会に出場するチーム・テイケイで監督を務める 浅野 重人さん 大磯町高麗在住 45歳

掲載号:2019年5月1日号

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世界に挑み続けるパイオニア

 ○…8年ぶりの優勝を目指し世界大会に挑むラフティングチームの監督。自身も世界25カ国以上の激流に挑んできた、日本での草分け的存在だ。「大会の行われるオーストラリアは自分の原点でもある。この大会で世界一を奪還して、再び日本に競技の魅力を伝えたい」と率いるチームに夢を託す。

 ○…両親の海外赴任先だった南アフリカ共和国で生まれ、2歳から横浜で育つ。高校の短期留学で訪れたカナダの大自然に心を奪われ、昼夜のアルバイトで資金を貯めて卒業後にオーストラリアへ。何気なく参加したラフティングツアーでボートが転覆し、急流に投げ出された際に「自然の中では絶対の安全などない」と生を強く実感した。衝撃の経験から川下りの魅力に目覚め、そのまま現地でインストラクターを務めるほどのめり込んだ。

 ○…帰国後、仲間とチームを結成して世界大会に挑むも惨敗。世界との差を痛感し、活動に専念できる環境が必要とスポンサーを探した。2002年にテイケイ株式会社と契約しプロチームを結成したが、チームがまとまらず解散の危機に。テイケイ会長から「もう一度やってみろ」とチャンスをもらったことで「スイッチが入った」。一から選手を集め直し、他競技の指導者に教えを乞うてチームビルディングやリーダーシップを学んだ。監督就任後も自ら雑用を引き受けるなど選手と信頼関係を築き、目標の共有などチームワークに重点を置いたチーム作りで再び世界に挑み、10年と11年に連覇を成し遂げた。

 ○…一時監督を引退していた時期は、自然体験教室や講演活動などを行っていた。「自然の中でゆっくりと過ごすと文明の発達と引き換えに人が失った力を取り戻せる。忙しい世の中を生きる現代人に、その大切さを伝えたい」と思いを語った。

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