松田警察署の署長に就任した 中田 好一(よしかず)さん 松田町在住 53歳
さらなる信頼を得られるように
○…松田警察署の署長に就任して2カ月。「住みやすくていいところ。空気のよさと水のおいしさには感動しました。住み始めて体調がよくなった」と満面の笑み。横浜に住んでいただけに、環境の違いは明らか。「警察が関わっていない行事にも呼んでもらえる。まちの人が警察に親近感を持って接していただけている。嬉しいですね」と話す。それだけに「この信頼を失くさないよう、しっかりと努めなければならない。良い意味でのプレッシャーです」と気を引き締める。
○…前の部署は県警本部の被害者支援室。「県やサポートステーションと連携して、被害者のケアを迅速に行うシステムが構築されている。神奈川県の体制は全国でも一番進んでいる」と胸を張る。平成の激動時、地下鉄サリン事件の頃には機動隊に所属し、貴重な経験を積んできた。「1つのことを長くやり続けるより、いろいろなことを体験したいタイプ。これまでに多くの先輩にお世話になってきた」と周囲への配慮を欠かさない。
○…北海道出身。親類が警察官で「大変な仕事と聞いていましたが、親しみはあったのでしょうね」。当時の神奈川県警は地方出身者が7割を占めていたそうで、「みんな布団に入ると泣いていました。厳しい訓練とホームシックでしょうか」と入職当時を懐かしむ。自身は「警察が肌に合っていたようです。周囲の方々にも恵まれた」と常に感謝の気持ちを示す。
○…趣味は野球やサッカーなどのスポーツ観戦。子どもの頃は剣道、高校時代は野球と、スポーツマンとして鳴らした。北海道は新鮮な野菜の産地として知られるが「足柄の野菜も新鮮でうまい。採れたてがいただけるのは最高です」と喜びの表情。故郷に似た環境がお気に入りのようだ。
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