大磯町国際交流協会の会長に就任した 春田 奈緒美さん 大磯町大磯在住
国際交流 平和の架け橋に
○…米国の姉妹都市と高校生の交換留学を行って、国際交流の機会を設ける団体の会長職を引き継いだ。7年前に娘が派遣留学生になったことをきっかけに入会。以来、来日した留学生と大磯の子どもたちの交流の場づくりなどに尽力してきた。今後は活動のPR動画の作成や、ホームページから気軽にホストファミリーに登録できるシステムの構築を推進。ハロウィーンには子どもたちが仮装して駅周辺の商店を巡るイベントも企画する。「SDGsを意識した活動を通じて、大磯と姉妹都市の友好と平和に貢献したい」と真っ直ぐに目標を見据える。
○…これまでに約140人の高校生がホームステイを体験。元派遣留学生の中には、経験を生かし海外で活躍している人もいる。それだけにコロナ禍で今年の交換留学が中止になったことは衝撃だった。厳しい状況が続く中、原爆投下の日に日米で同時に平和の鐘を鳴らす初のプロジェクトを姉妹都市と協力して実施。「世界規模で変化が起きている中で協会の存在感を示せた。ご支援を頂いた皆様に感謝し、期待に応えていきたい」
○…大磯で英会話教室を開く。幼稚園の頃、外国人の同級生と話ができるようにと母親が英語の絵本を読んでくれたことをきっかけに海外への関心が高まった。航空会社の客室乗務員として各国を巡り、家族で海外に暮らした時期も。この頃に学んだ「優先順位をつけて動く」は今も自身に息づく。「教室では言葉の壁が無くなれば理解し合えて平和につながると教えている。これからもそのお手伝いをしたい」
○…3年前からスケートボードに挑戦中。マイボードで日々練習に励む。「コロナが収束したら世界大会を見に行きたい」と世界がつながりを取り戻す未来を信じる。
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