大磯・二宮・中井版 掲載号:2020年9月18日号 エリアトップへ

ピアニストで、モスクワ音楽院の留学経験を記した本を出版した 坂本 里沙子さん 大磯中学校出身 26歳

掲載号:2020年9月18日号

  • LINE
  • hatena

ロシアに惚れ込み

 ○…「暗くて寒い」国。それが17歳のとき初めて訪れたロシアの第一印象だったが、現地のコンサートに「あたたかさ」を感じたという。娯楽の少ない環境だからこそ、音楽が「人々の生活になくてはならないもの」となっているのではないか―。そこで芸術を学ぼうと決めた。以来6年間、モスクワ音楽院に留学し、各地の演奏会にも出演した。

 ○…母の薦めで5歳からピアノを始めた。大磯小学校6年生のときに出会った師匠からロシア流の演奏法を習ったことでロシアに興味をもち、音楽高校を卒業後、留学。言葉は初心者レベル、当時はスマホも持っていなかったため、ちょっとした移動も不安だった。しかし、友人らとは楽器を介してコミュニケーションを取ることができたと振り返る。「会話はできずとも、音を聴くと心で通じ合えたと思う」

 ○…留学中、最も辛かったのは、故障で右手が使えなかった4カ月間。それまで練習漬けの日々だったため、初めは時間を持て余し、茫然としたという。進級試験にも出られないことを危惧したが、左手だけで演奏する作品を選んだ。普段より集中力を要する曲に苦戦したが、教諭からは「同情されるような弾き方をするな」と。20分間、左手のみで弾き終えて乗り越えたときの安堵感は今も鮮明だ。

 ○…作曲家では「ラフマニノフ」が好き。本人がロシアで見た景色、感じたことを想像しながら弾くために、その手記や日記を原文で読んだ。作家の交友関係まで調べていくと、小説家や画家とのつながりも見えてくるのだそう。留学を経て、「脈々と続いてきた歴史を背負っている」と考えるようになった。今後は演奏活動はもちろん日本でロシアの文化を広めたいとする。都内在住。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

石野 好胤(よしたね)さん

湘南蘭友会会長、西湘蘭展実行委員会の事務局を務める

石野 好胤(よしたね)さん

小田原市在住 76歳

1月22日号

小澤 敦史さん

大磯・二宮・平塚の若手経済人が集まる平塚青年会議所63代理事長の

小澤 敦史さん

平塚市在住 38歳

1月8日号

瀬戸 淳一さん

中井町など県西2市8町を管内とする小田原小売酒販組合・酒販協同組合の理事長を務める

瀬戸 淳一さん

南足柄市在住 67歳

12月18日号

野谷 富雄さん

原木しいたけの栽培を60年以上続けている

野谷 富雄さん

二宮町山西在住 90歳

12月11日号

木村 代紀さん

大磯の湘南ギャラリーえんで個展を開催する

木村 代紀さん

二宮町在住 77歳

12月4日号

廣木 義浩さん

神奈川県美容業生活衛生同業組合平塚支部の支部長を務める

廣木 義浩さん

HAIRGEMS(大磯)店長 52歳

11月27日号

あっとほーむデスク

  • 4月1日0:00更新

  • 3月11日0:00更新

  • 3月4日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

菜の花 春を先取り

菜の花 春を先取り

二宮町の吾妻山で見ごろ

1月9日~2月7日

大磯・二宮・中井版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年1月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク