くりひょうたん。の作家名で活動し、大磯で初の個展を開く 吉竹 祐子さん 茅ヶ崎市在住 47歳
インスピレーションの源は家族
○…布製のお弁当包みやペンケースなど「かわいいけど、ちょっと変」な作品づくりが特徴。個性的なデザインのモチーフは、2人の息子が描いた絵だ。「こんな絵を描いて、と頼んでしまうとしっくりこない。自由に描いた絵を見て『良いな』と思った時に創作意欲がわく。手作り感が出過ぎず、市販品にも見えないバランスを大切にしています」。10月17日(土)から大磯駅近くのギャラリーつきやまで、大磯で初めての個展を開く。
○…兵庫県加西市で、4人きょうだいの末っ子として育つ。子どもの頃からモノづくりが好きで、ティッシュ箱などに絵を描いていると7歳年上の兄によく褒められた。美大を卒業後、都内のデザイン事務所やテレビ局のCG制作会社などに勤め、出産を機に退職するまでソニーミュージックでアーティストのウェブサイト企画・制作に携わった。子育ての傍らフリーでウェブサイトやCDジャケットのデザインなどを手掛けていたが、家庭で子どもたちの描いた絵をTシャツなどに加工しているうちに、再びモノづくりへの思いがわき上がった。
○…家事や子育てをしながら作業をするため「汚れない」「片付けが簡単」などを条件に粘土や木、紙など様々な素材を試して布を選んだ。「家族の時間が最優先」なため、作業は子どもたちが学校へ行っている間や就寝後が基本。イベント展示などを中心に活動している。「これからは大人が持っても素敵な作品を作りたい。細く長く創作を続けて、多くの人に作品を手に取ってもらえれば」と夢を描く。
○…絵本作家の夫と中学2年生・小学3年生になった息子たちの4人家族。キャンプが好きで、月1回は家族で山へ。一眼レフで家族の日常を写すカメラ女子でもある。
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