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大磯で約10年ぶりの個展を開く日本画家の 内山 徹さん 茅ヶ崎市在住 56歳

公開:2020年10月23日

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自然と向き合い絵筆を振るう

 ○…山本丘人や安田靫彦らが創作に打ち込んだ地にあこがれて20代後半から20年間住んだ大磯を「日本画を続ける上で自然と向き合う環境をもらい、育ててくれた場所」と感謝する。思い出の地で約10年ぶりの個展を開催。その時々の自然から受けるインスピレーションをアートにしてきた30年が、約15点の展示作品に凝縮され「(画業を振り返る)ミニダイジェストのようになっている」と微笑む。ギャラリーe―blue(大磯1205)で10月31日(土)まで。

 ○…茅ヶ崎市出身。物心つく前から絵を描くことが好きだった。美術の道を志し、東京藝術大学で文化勲章も受章した日本画家の加山又造教授らに師事。卒業後は美術予備校やカルチャー教室の講師をしながら、絶滅した動物の化石などをテーマに作品を描いていたが34歳の時、スケッチツアーで訪れたイタリアの港町で吹き付けた潮風に自身の原風景を感じ、海をテーマにした作品づくりを始めた。代表作の一つ『夜明けの街』を描いたのもこの頃。「100年後でも古臭く見えない作品を目指した」という1200号にもおよぶこの大作は、今も横浜ベイシェラトンホテルのラウンジに飾られている。

 ○…東日本大震災の津波の映像にショックを受けてから海の絵が描けなくなったが、大磯で目にした朝日や月明かりの美しさに感動して、それらを描くようになった。スケッチ教室も開いており、今年2月に風景スケッチの教本を初出版。今後の目標を「自分の世界を作っていくことと、日本画の伝統的なテーマを自分の中で消化してこれからの時代でも評価されるような作品を発表していきたい」と掲げた。

 ○…旅と旅の計画を立てることが好きで、家族や教室の生徒と山や高原に出かけるのが楽しみ。

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