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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2022.09.09

「ニーノとミーヤの菜の花たいそう」を今田由季子さんと共同制作した
竹田 幸恵さん
二宮町中里在住 34歳

地元愛が育む絆

 ○…ヨガ講師の経歴を持つ今田由季子さんと「ニーノとミーヤの菜の花たいそう」を考案し、動画も制作、公開した。普段は整体師として活動する傍ら、地域を盛り上げる取り組みにも積極的に参加する行動派。「施術に加えてストレッチなどのセルフケアも教えていたので、体操を考えるのに生かせたかも」とほほ笑む。

 ○…二宮町中里出身。二宮高校を卒業後、東海大学医学部看護学科に進学し、大磯病院で看護師として8年間勤務していた。「ずっと地元にいるので、当時は電車に乗るのも怖かった」と頭をかく。病院では急性期看護や在宅看護などを経験した。転機は、妊娠で体の変化を痛感したこと。「自分の体が自分のものでないような感覚。知識があっても、女性の体ってこんなに変化するのかと驚いた」と振り返る。

 ○…2人の子どもを出産後、「自分の体と向き合いたい」という思いが高まり、妊婦でも施術が受けられる整体を学んだことを機に、「人の体を癒すこと」に深く興味を持った。母親へのケアに特化し、看護師セラピストとして託児所付きの自宅サロンを開設。「命を繋ぐことは当たり前のことではなく、ありがたくて素敵なこと」。同じ目線から、女性の不安に寄り添える場所づくりに力を入れる。「ママ自身が輝いていたら、きっと子どもも元気になれるから。思いやりの輪を広げていきたい」とはつらつとした表情を浮かべる。

 ○…夫と小学4年生の息子、1年生の娘の4人暮らし。自身にとって生まれ育った二宮町はどんな存在かを尋ねると、「ほっとする場所」と一言。「素敵な人がたくさんいる二宮町で、作りたい未来を提案していきたい。皆で協力し合える関係性を作っていけたら」と明るい声を響かせた。

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