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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2022.09.30

創立60周年を迎えた連合会「ゆめクラブ二宮」の会長を務める
高見澤 秀男さん
二宮町緑が丘在住 83歳

「支え合い」が仲間生む

 ○…二宮町にある17の老人クラブが所属する連合会「ゆめクラブ二宮」の会長として、総勢1109人の会員を束ねる。「ゆめクラブは活動を自分たちで企画していく組織。受け身ではなく自主的に、どうしたら皆に喜んでもらえるかを常に考えるようになった」。60周年記念誌の制作や、回覧板に載せる会報紙の作成も手掛けている。

 ○…山形県出身。幼い頃から絵を描くのが好きで、現在も趣味で油絵を描く。1961年、就職を機に上京し、電子部品の開発研究所に勤めた。その頃は、大阪と東京で、即時電話が台頭し始めた時代。「技術の発展の勢いに驚かされる、業界は競争の時代だった」と当時を振り返る。定年を機に2000年、二宮へ越してきた。決め手は「ゴルフと海」だったと笑う。

 ○…大のゴルフ好きで、ともに暮らす妻と行くことも。2005年ごろには緑が丘でゴルフ愛好会を結成し、趣味を通して地域の輪が広がったと振り返る。12年には緑が丘の自治会の福祉部長を務め、その縁から、ゆめクラブに誘われた。「困っている人のために、仲間と一緒に行動したい」。そんな気持ちで会長職も引き受けた。「ゴルフ愛好会をきっかけにゆめクラブに入ってくれた人も。結局は、人の繋がりなんでしょうね」

 ○…今後、高齢者同士が隣近所の生活を支え合う「友愛サポート」の活動を推進したいと話す。「民生委員もいるけれど、近所付き合いがあるからこそお願いできることもあるのでは」と、コミュニティの距離の近さが支え合いに活かせると展望する。「より自然な形で高齢者の見守り、助け合いを実現させたい」と語り、「もちろん、楽しむことを忘れずにね」と付け加えた。

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