酒匂縦貫道路 いよいよ全線開通 穴部国府津線は今年度中の開通見通し立たず
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2011年3月26日
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国道２５５号線と並行して走る酒匂縦貫道路が本日26日（土）、全線で開通する。すでに開通している大井町区間と小田原市の成田工業団地付近、鬼柳南エリアに加え、このほど工事が完了した鬼柳北エリアから報徳橋東側「鬼柳入口」交差点までの約１Kmが供用開始となる。
酒匂縦貫道路は国道２５５号線の慢性的な渋滞緩和を目的に、20年間かけて計画されてきた。全長は５，５３０ｍで、穴部国府津線「富士見大橋東側」交差点（小田原市）から、御殿場大井線「足柄大橋東」交差点（大井町）までを結ぶ。歩行者と自転車の安全を確保するために、歩道は４・５ｍと幅広く設置されている。
供用開始は午後３時を予定。全線開通に合わせて企画されていた式典は、東日本大震災を受けて中止となった。
穴部国府津線工事に遅れ
また、今年度中に供用開始を目指して工事が進められてきた穴部国府津線だが、完成の見通しは立っていない。現在「石神」交差点から「高田浄水場西側」交差点までの約１・３Kmを工事中だが、神奈川県小田原土木事務所によると、工事の遅れにより、安全通行が確保できないという。さらに、東日本大震災の影響で資材不足、燃料不足となり、今後の工事の予定は立っていない。
供用が開始されれば小田原市国府津の「富士見橋際」交差点から同市蓮正寺のヤオマサ蛍田店までの約５・６Kmが直結。川西〜川東間の交通の利便性が高まるとともに、巡礼街道の渋滞緩和が期待される。
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