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生活排水路の上に直径1mの穴 タウンレポート 陥没地帯、8年間手付かず

公開:2011年5月28日

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生活排水路の上に直径1mの穴が空いた陥没現場
生活排水路の上に直径1mの穴が空いた陥没現場

 市内久野の四ツ谷橋から久野小学校付近までを流れる生活排水溝で、相次いで土地の陥没や石垣の崩落が発生している。この排水溝は下水道が整備されていない欠ノ上、三國、中久野、留場、久野中宿の約210世帯が利用しており、全長は約2・3Km。欠ノ上自治会が8年ほど前から小田原市に改修を口頭で要望、平成19年からは要望書を毎年提出しているが、ほとんどが手付かずとなっている。

 同自治会の櫻井保武会長によると、生活排水溝は明治期に手堀で作られたもので、石垣が施されている。民有地内や民家の庭先、畑や道路の地下を流れており、陥落の原因は主に老朽化によるもの。東日本大震災の度重なる余震でさらに拡大し、陥没・崩落箇所は多いところで十数ヶ所に上っている。

 磯崎芙美子さんは5年前に畑が3m陥没。3m四方にロープを張り、立ち入りを防いでいるが「他の場所もいつ陥没するかわからない」と、畑仕事をやめている。また、家の軒先を排水溝が流れているため、「台風のときは浸水が怖くて眠れない」という。久野川の水量が増すと四ツ谷橋の取水口を手動で閉めるが、陥没や崩落により水がせき止められ、排水溝から水が溢れ出すことも。欠ノ上地区では大雨や台風の際、床下浸水が度々発生している。

 小田原市では平成23年度の予算に258万円の用水路維持修繕費を計上。「全て直すには予算が足りないので、緊急性が高いところを修繕する」と農政課は話している。櫻井自治会長は「住民は危険と隣り合わせで生活している。一刻も早く全面的に改修してほしい」と、今後は毎月要望書を提出していく予定だ。

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陥没地帯をロープで囲う

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排水溝が通る磯﨑さんの家の庭先。上流からは様々なものが流されてきており、先日はブタが流れ着いた。石垣崩壊の恐れも
 

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