死亡事故市内で相次ぐ 11月だけで3件、交通課が注意呼びかけ
小田原市内では11月の一ヶ月だけで3件の死亡事故が発生。年末の交通事故防止運動(12月11日(日)から20日(火))を前に、小田原警察署(小笠原晃署長)は注意を呼びかけている。
同署によると、12月6日現在で、管内1市3町(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)の交通事故件数は1163件で昨年より27件減少。一方、死亡事故は7件で2件増。小田原市での発生がそのまま増えた形(昨年4件、今年6件)となっている。うち3件が11月に起こったものだった。箱根など山間部を抱える管内では若者によるスピード違反などの事故も多いが、11月に市内で起きた死亡事故は3件とも危険運転によるものではなく、対向車や横断者を見落とすという「ちょっとした不注意」が原因だった。
交通課の藤川健雄課長は、「無謀運転は全体的に減っているが、高齢者に多い”思い込み”による事故が増えている」と分析。高齢運転者の増加に伴い、加害者・被害者ともに70代や80代という案件が年々増えているという。「高齢になるとどうしても反応が遅くなる。右左折時はしっかりと確認するなど、基本ルールを徹底してほしい」と話した。
また、自転車の一時停止違反やウォークマン・携帯電話を使用しながらの通行も目立つという。藤川課長は「大事故になりかねないのが自転車事故。マナーをしっかり守って」と話し、歩行者に対しては「道路への飛び出しは禁止。横断歩道を渡ってください。お年寄りと子どもには、周囲の人も注意してあげてほしい」と呼びかけた。
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