小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2016.04.16
サクラの筏(いかだ)に鏡筒むけて
枝には新芽の緑も顔出す
4月6日の好天から一転、7日には桜流しが降った。9日には再び晴れ間が見え、お堀端通りと三の丸小学校に面するお堀の水面には、散ったサクラがゆらゆらと浮き、春風になでられながら「花筏(はないかだ)」を作った。水面近くまで枝を伸ばしたサクラの近くには、花筏と枝を一枚の写真に収めようと、こぞってレンズを向ける人が目立った=写真。
夫から誕生日プレゼントにもらったデジタル一眼レフカメラを片手に秦野から来た女性(63)は「木に咲いている花よりも水に浮いているのが好き。水面や浮いた花びらに映る木の影も趣があって素敵よね。でもまだ始めたばかりだからうまく撮れなくて」と笑った。
早散りの枝には、緑の新しい芽が息吹いていた。
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