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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2016.10.08

ラジオ体操で人の輪作り
和みの会

  • 60人が体を動かす姿は圧巻(赤いTシャツが浅田さん)

 午前6時前、小田原城二の丸広場の一角に、最初は6、7人。5分ほどで20人弱が集まった。輪をなす人たちの中心にはラジカセ。「小田原城NHKラジオ体操 和みの会」の一日の始まりだ。

 和みの会は、代表の浅田絢子さん(81)が2005年に一人で始めた、朝活の会。東京から転居してきた浅田さんは体を動かす場を求め、小田原城の銅門広場で体操をしながら、通行人にあいさつを続けた。年を経るごとに仲間が増え、夏休みには100人近くもの輪ができた日もある。

 合唱でウォーミングアップし、浅田さんが振付を考案、指導する手踊りやストレッチ。休憩を挟み、ラジオ体操第一のメロディーが流れる頃には、50人以上が集まっていた。参加者の大半は徒歩か自転車だが、遠くは藤沢から車で通う人も。友人の誘いや口コミ、浅田さんのように転入してきて交流の場を探していた人など、老若男女さまざまだ。

 水曜は終了後に朝食を楽しむ時間を設けている。発足時から参加する遠藤和子さん(82)は「みなさんに元気をもらえるから、毎日楽しみです」と笑顔でファミリーレストランに向かった。

 同会は元日と1月2日、雨天時以外の毎日活動。「小雨くらいなら誰か来てるかなと向かうと、やっぱり誰かしらいるんです」と浅田さん。会員登録等はないため、個人のペースで無理なく、また自然に参加できることも魅力のようだ。

 今年9月には国際ソロプチミスト小田原から、ソロプチミスト日本財団社会ボランティア賞(小田原クラブ賞)が贈られた。

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