小田原高校少林寺拳法部1年の猪俣文子さんと川畑耀亮君が、12月24日(日)から千葉県で開催される「第20回関東高校大会」に出場する。2人は11月の県大会でそれぞれ規定単独演武2位に入賞した。
猪俣さんは中学の美術部からガラッと変わり、元々興味があったという少林寺を始めた。9カ月間、一番時間をかけてきたという天地拳第一系に重きを置き、「一つ一つの技を丁寧に。スピードよりも正確性を意識して臨みたい」と話した。
一方、川畑君は幼少期に空手を経験。中学の野球部からの転身だが、かつて真剣に学んだ突き、蹴り、足さばきなどが今、活きている。顧問や先輩にアドバイスをもらいながら、意識を張り巡らすのは全身の先までの細かい動きや向き。「基本に忠実に、丁寧に」を心掛け「目標は全国出場」と高みを見据えて励む。
また、同大会弁論の部では、川畑君が開祖の教えを大事にしながら考える少林寺拳法の未来を論じ1位、猪俣さんが、部活動で学んだ、できる人ができない人に教える等の共助を日常生活にも活かしたいと論じ2位になった。全国で論じられるのは6人。2人は県代表として審査結果を待つ。