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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2018.02.24

世界らん展 「花屋」貫き準優勝
ハナマサ 河野精一朗さん

  • 河野さんの作品「メイキング ア ディファレンス」

 「世界らん展日本大賞2018」が2月23日まで東京ドームで開催され、市内栄町の生花店ハナマサの社長・河野精一朗さん(47)がフラワーデザイン部門に出展し、準優勝に当たる「優秀賞」を獲得した。

 タイトルは「メイキングア ディファレンス」。「上部はカラフル、下部は抑えめ」という王道の表現方法の逆をいった今回の作品だ。上部で軽やかに流れる星形のラン・デガルモアラは2週間前に東京砧花き園芸市場で偶然出会った。色と形に惚れ込んだランを生かすため、上部に美しさを出しつつも派手にせず、その分、下部に敷いたアクリルの水槽に暖色系のモカラをふんだんに浮かべた。

「作りたいもん作る」についてきた結果

 「今回は作りたいもんを作る」と制作前に話していた河野さん。かつては「らん展で好まれるものを」と作品の傾向や対策を考えてきたが今回は「自分の思った色使い、形でどこまでいけるか」と肩肘張らずに挑み「優秀賞」がついてきた。会場にはアート性に富んだ作品もあったが「俺は結局花屋だからね。デザイナーじゃないから、花首だけを使って作りたくなくて、しっかり花を挿したかった」。

 軽やかな白いランの下にはカラフルな末広がりのグラウンド。会場では多くの来場者が足を止めていた。優秀賞に「てっぺん取りたかったな」と悔しさをにじませるが、自分がやりたいことをやって得た結果に「次への大きな自信になった」と手応えを感じていた。

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