小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年5月19日
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上曽我の瑞雲寺脇の梅林で5月16日、関東で一番早い「梅の初もぎ」が行われた。2Lサイズ(36〜39mm)の青梅50kgが収穫され、JAかながわ西湘成田総合選果場へサンプル出荷された。
地域の梅農家で構成する、市梅研究会の穂坂成雄会長によると「今年は梅の開花が遅れて実が大玉になった。玉伸びもよく品質も良好」と話した。生育時期に雨が多く、天候にも恵まれたことから、平年並みの280tの収穫量を見込んでいる。昨年は、近年で最も少ない160tだったことをあげ、「昨年は全国的にも不作で梅の在庫も少ない状況。今年は平年並みに戻り、大玉の青梅が出荷できそうです」と笑顔を見せた。白加賀の出荷は昨年より3日早い5月18日に始まり、十郎や南高、杉田なども順次出荷される予定。
また、今年は新品種登録された「十郎小町」の初出荷も5月31日に予定している。実は小ぶりで梅干しに適しているそうだ。