小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済
公開日:2018.07.28
日本遺産・箱根八里の事業案
「峠越えサミット」「ロゴ開発」も
今年5月に文化庁の日本遺産に認定された「箱根八里」について、補助金を活用した事業案(総事業費7千万円)が明らかになった。
小田原〜三島間の32Kmに外国人観光客をいざなうためマーケティング調査を行い、箱根八里がどのように捉えられているのかを把握するほか、現地に案内板を設置。ウォーキングやサイクリング愛好者向けのアプリを開発し、共同サイトや動画も作成する。また箱根関所=写真=は開設400年の節目を迎えるため、今年度「仮称・全国峠越えサミット」を開き、来年度以降に「街道博覧会」を都内や台湾で開催する。
さらにスタンプラリーやロゴマークの開発を通じて回遊や認知度アップを目指すほか、人材育成面では案内マニュアルを作り、100人のガイドを育成する構想もある。
今後は小田原、箱根、三島、函南の2市2町が中心となって事業を具体化していく。関係者によると、企業にも動きがあり、神奈川と静岡の金融機関や新聞社などが、箱根八里をテーマに県境を越えて構想している事業もあるという。
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