小田原市を拠点に活動するシニアサッカーチームの西湘ウイングス(森多司(たかし)監督)が、2018年度神奈川県シニアサッカーリーグで8年ぶりに頂点に立った。
県シニアリーグには40歳以上の選手が登録。「40歳以上」から「70歳以上」の4リーグに分かれ、試合を行っている。
西湘ウイングスが制した40歳以上のリーグには現在、1部から4部まで48チーム1200人が在籍する。
西湘ウイングスは、小田原市の社会人リーグで活躍したメンバーを中心に25人で構成。所属する1部は12チームで4月から10月まで総当たりのリーグ戦を行う。ここ数年、上位に入るものの頂点には届かなかった。
メンバー25人が一丸
今年は初戦こそ敗れて黒星スタートとなったが、そこから快進撃が始まった。「メンバー25人全員が楽しく試合に出場しよう」をテーマに勝ち星を重ねると、リーグ戦7連勝。1引き分けを挟み、シーズン終盤の9月23日には優勝を争う横浜シニアとの大一番を迎えた。
勝てば優勝が決まるという試合で西湘は前半、幸先よく先制するものの、後半に早々と追いつかれる「いつものパターン」に。しかし、そこから勝ち越し、試合終了間際にも追加点を奪い、3―1で勝利。今日6日に行われる1試合を残し、8勝1敗1引き分けでチャンピオンとなった。
この優勝を弾みにチームは現在、来年5月の全国大会へとつながるマスターリーグにも挑んでいる。8年前は同大会で3位になっていることもあり、森選手兼監督は「みんな怪我をしてしまったら仕事にならない。でも真剣に全国を目指せるチーム状態なので、まずは関東出場を目指して頑張りたい」と先を見据え、決意を述べた。また「厳しい試合でも全選手を出場させ、チーム一丸となって戦うことができた。今年度新規加入した新戦力とベテランがうまく融合し、チームの雰囲気も抜群に良かったことが結果に繋がった」と今大会を笑顔で振り返った。
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