施設の老朽化や設備の刷新などを理由に建て替えが検討されている小田原市立病院の再整備基本構想を市が策定し、12月の市議会で報告した。
同院は1958年6月に開院。81年から84年にかけて行われた改築から35年が経っており、老朽化が問題視されてきた。さらに「病室が狭くプライバシーが守られない」「集中治療室が分散しているため動線が悪い」「駐車場待ちにより周辺道路が慢性的に渋滞している」「災害時のドクターヘリ発着場の未整備」などが課題として挙げられてきた。同院は2市8町で構成する県西二次保健医療圏で唯一、救命救急センターや周産期母子医療センターを備えており、病床数も県西最多の417床。地域の基幹病院としての役割を担っている。
診療科の充実も
構想では新病院は2025年度の開院を目指す。「利用者の利便性が高く、医療従事者の働きやすい環境となるような再整備」をコンセプトに、【1】バリアフリー化や個室率の高い病棟【2】災害拠点病院の機能の充実【3】入院患者の安全確保、セキュリティ対策【4】省エネルギー設備や地下水の活用、地球環境に配慮した施設【5】コンビニエンスストアやカフェ、レストランの拡充【6】敷地内のバスロータリーの整備、駐車場収容台数の増加【7】高度医療対応の機器の導入を整備する。
診療機能としては【1】救命救急センターの機能拡充【2】手術室の増室や手術支援ロボットの導入【3】集中治療室と関連診療機能部門との最適な配置【4】歯科口腔外科、乳腺外科などの新設、診療科の拡充に取り組む方針だ。
総事業費は189億から225億円を想定。95%を地方債で充当し、残りを一般会計から捻出するとしている。
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