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公開日:2019.03.30
仕掛け満載 NINJA館
4月20日改修オープン
小田原城址公園の歴史見聞館が改修工事を終え、愛称「NINJA(ニンジャ)館」として4月20日(土)にオープンする。先行して3月27日、報道機関に施設が公開された。
同施設の建物は1929年の建設。2年前に耐震診断を行い、昨年耐震補強工事に着手した。同時に展示内容を全面的に見直し、北条氏ゆかりの「風魔忍者」をテーマとした施設へとリニューアルが進められてきた。
NINJA館の内部は、「戦国シアター」「忍術体験ゾーン」「実戦ゾーン」などに分かれている。入場者は、関東一円に勢力を誇った北条氏を倒そうと迫り来る豊臣秀吉軍から、小田原城を守るために風魔忍者として「忍務」を遂行するというストーリーだ。
館内の「からくり屋敷」には、忍び足で歩く廊下や隠し扉など仕掛けが満載。手裏剣を投げる様に体を動かし、大型スクリーンに映し出される敵を倒す体感型シアターも子どもの人気を集めそうだ。
また、入館時に配られる「忍務カード」は4カ所でスタンプを集めると暗号になり、天守閣に届けるとオリジナルグッズがもらえる仕掛けもある。
施設を案内した小田原城天守閣学芸員・佐々木健策さんは、「NINJA館で風魔忍者を知り、そこから小田原の歴史やまちを知るきっかけにもしていただければ」と話している。
施設はバリアフリー(車いす入場可)で、多言語にも対応(英・繁体・簡体・韓)。施設管理者の市観光協会では、初年度の入館者を14万2千人と見込んでいる。
オープン初日4月20日は、午前9時から式典を行い、9時30分ごろ開館予定。当日9時から整理券を配布する。ほかにも混雑が予想される4月21日(日)と5月の連休中も整理券を配布予定(午前8時30分から)。
開館時間は午前9時〜午後5時(入館4時30分まで)。料金大人300円、小中学生100円。
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