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大正建築を宿泊施設に 銀座通りにDIYで完成

経済

公開:2019年4月13日

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築100年近い建物が醸し出す懐かしい雰囲気と、モダンな色遣いが融合した空間
築100年近い建物が醸し出す懐かしい雰囲気と、モダンな色遣いが融合した空間

 小田原銀座通りにこのほど完成した宿泊施設「サマサマステイ」。週末を中心に、県外から宿泊客が訪れ、アジア各国やヨーロッパからも予約が入っている。

 建物は大正9年に建造され、数回にわたり増築された2階建て。ガラス店が営業していたが、閉店後は数年間空き家になっていた。2016年に本町在住の黒後裕紀さん(42)が、1階部分に女性専用の交流サロン「ママまんがルーム サマサマ」をオープン。その後、2年間かけて2階部分に宿泊施設をつくり、簡易宿所の許可を取得した。

 黒後さんは小田原に移住して7年。学生時代からアジアや欧米各国を旅しており、化学品メーカーの営業としてシンガポールに8年半勤務していた。そんな海外での経験から、「小田原にも、家族連れやお友達のグループ、バックパッカーの人が気軽に宿泊できる場所ができたら」と、週末を利用して夫と2人でリノベーションに取り組んだ。水回り以外はすべて手作り。設計図はなく、壁の色や天井の張り替えも作業しながら決めたという。海外から宿泊客を迎え入れるにあたり「日本の古民家ならではの、どこか懐かしい雰囲気を感じてほしい」という思いで、柱や梁はそのままに。建具や桐たんすは再利用している。畳に布団を敷くことも考えたが、外国人客が利用しやすいようにベッドを置いた。

 宿泊は3人から6人までの1グループ限定で、キッチン、バスルームも利用できる。栃木県から家族と5人で訪れた八木猛志さん(43)は、「木の味わいを感じるお洒落な空間。広々としていて、子どもと一緒でも気兼ねなく過ごせます」と声を弾ませた。黒後さんは「駅からもお城や海からも近いので、小田原をゆっくり観光してもらえたら」と話している。

オーナーの黒後さん
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