9月14日(土)から富山県南砺市で開催される「スポーツクライミング第22回JOCジュニアオリンピックカップ南砺2019」に、箱根中2年の近藤美七海さん(クライミングウィステリア所属)が3度目の出場を決めた。
東京2020大会に初採用された競技として注目されているスポーツクライミング。近藤さんはJOC前哨戦の「クライミングコペ・オール神奈川2019」にジュニアの一つ上の階級、エキスパートで参戦。年齢や経験が上回る選手たちと戦い、見事3位入賞を果たした。昨年、ジュニアで2年連続優勝し、3連覇も狙えた近藤さん。それでも「自らの力を試したい」と大会に挑んだ。優勝は逃したが「力を出し切った。国体選手もいる中で3位になれたのは嬉しい」と笑顔を見せた。
JOCは得意のリード(12m以上の壁をどこまで登れるかを競う。制限時間は6分)が競技種目。「決勝より、まずは力を出し切ること。自分の登りをすれば結果もついてくる」と力を込めた。
小1の時、横浜のイベント会場で初めてボルダリングに出会った。「楽しくてしょうがなかった」と、クライミングのとりこに。競技歴8年目の今も「楽しい」を原動力に日々練習に励む。練習前によく聴く音楽はスカイピース。「自分で考えた登り方で上まで登れた時、すごく気持ち良いんです」