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旧熱海線鉄道施設群 選奨土木遺産に認定 小田原市として2件目

文化

公開:2019年10月12日

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 小田原市内の酒匂川橋梁と白糸川橋梁を含む旧熱海線鉄道施設群が9月25日、土木学会選奨土木遺産に認定された。12月1日に小田原市立三の丸小学校で関係者を招いた認定式が開催される。

 選奨土木遺産は、公益社団法人土木学会(東京都新宿区)が近代土木遺産(幕末から1945年)の顕彰を通じて、社会や土木技術者へのアピールや地域づくりへの活用、歴史的土木構造物の保存に資することを目的に2000年度に創設された。各地からの推薦などを基に審査し、箱根登山鉄道(箱根町)など、これまでに全国で422件が認定されている。小田原市内では2011年度に「荻窪用水と関連施設」が認定されて以来の2件目となった。

 今回認定された旧熱海線鉄道施設群は、大正から昭和にかけて、建設された土木施設。酒匂川橋梁、白糸川橋梁のほか、丹那トンネル(静岡県熱海市、函南町)・桑原川橋梁(函南町)が含まれている。

 湘南建設業組合によると酒匂川橋梁(延長423m)は新幹線と東海道線の間にある貨物線が通行するトラス橋で1920年完成。関東大震災の震源地に位置しながら、ほぼ被害を受けずに現在も使用されており、来年で100年を迎える。また、白糸川橋梁(延長199m)は、建設中に関東大震災の地滑りにより被害を受けたが、すぐ復旧工事を行い、1925年に完成。「かながわの橋100選」にも選ばれている。

 市建設部は「小田原の近代都市への発展にも寄与し、関東大震災を乗り越えてきた貴重な土木遺産。観光資源としても活用していければ」と話す。同施設群は、土木学会HPで紹介されている。

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