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大昔に存在した巨大大陸 「ゴンドワナ」の実態に迫る 生命の星・地球博物館

文化

公開:2020年4月18日

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 8月31日(月)まで臨時休館中の「神奈川県立 生命の星・地球博物館」(小田原市入生田499)は現在、全国的にも珍しい企画展「ゴンドワナ」の動画をHPで公開している。学芸員への取材をもとに、貴重な展示の一部を紹介する。

 (4月13日起稿)

 同館がゴンドワナ大陸に焦点を当てた企画展を開催するのは初めて。2月29日にスタートしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月4日から臨時休館に。「貴重な展示を多くの人に見てもらいたい」と、動画での公開を始めた。

化石が物語る大陸の歴史

 担当学芸員の山下浩之さんによると、ゴンドワナが存在したのは、およそ6億年前から2億年前までの約4億年。「地球上で最も長命の大陸だったと考えられている」という。地球内部のマントルの対流により分裂し、現在の南米、アフリカ、インド、オーストラリア、南極などに分かれていったという。

 ゴンドワナが存在したという考えは、さまざまな化石の発見に支えられている。山下さんによると、約2億年前に絶滅したは虫類の仲間「メソサウルス」の化石が、大西洋に面した南米大陸とアフリカ大陸で見つかったことも、この2つの大陸が元々1つだったことを支持する証拠という。

 動画では、約4億年前(デボン紀前期)の大陸沿岸にいた三葉虫や、白亜紀の翼竜(トゥプクスアラ属の一種)の化石の写真なども表示。このほか、ゴンドワナ大陸が誕生した頃の変成岩など貴重な岩石の写真や、この大陸と日本との関係なども紹介している。

 動画の公開終了時期は未定。臨時休館中も電話(【電話】0465・21・1515)で問い合わせ可能(月曜除く)。
 

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