湯河原町が4月1日付けで採用したタイ国籍の2人が、JR湯河原駅前の観光案内所で業務に就いている。ブンプラコープ・ラッティさん(30)とチャオプリーチャー・マナッチャヤーさん(24)だ。外国人観光客への対応のほか、町内の案内や印鑑証明などの手続きを行う。
ラッティさんは大学卒業後、タイ国内の日本企業に就職し、アシスタント営業などの経験を持つ。もっと日本について学びたいという向上心と様々な経験を積みたいというチャレンジ精神から来日した。「湯河原町の特徴や観光名所、道などを早く覚えて戦力になりたい」と話す。
マナッチャヤーさんは高校生の時、日本の文化に興味を持ち日本語を勉強。大学時代の日本旅行で日本のおもてなしに感銘を受け、日本で旅行ガイドの仕事をしたいという希望を抱き来日した。「日本の文化を学び、湯河原町の魅力を伝えることができるよう勉強していく」と話す。
同案内所の小清水英仁所長は「外国人観光客対応に心強い戦力。覚えることはたくさんありますが、頑張ってほしい」と期待を寄せている。