小田原駅東口に建設中の広域交流施設「ミナカ小田原」内に今秋、新たな市立図書館「小田原駅東口図書館」が開館する。高層棟(地上14階、地下1階)の6階に開設予定で、床面積約1330平方メートル、蔵書数8万冊。市は現在、小田原城址公園内で「星崎記念館」の名称で親しまれ、老朽化のため3月末に閉館した「小田原市立図書館」(2363平方メートル、蔵書数約20万冊)から、蔵書を東口図書館に移管する業務を進めている。
館内には児童コーナーのほか、多目的スペースや「おはなし広場」など交流の場も設置。さらに、親子の憩いの場として「おだぴよ子育て支援センター」を隣接する。未就学児の預かり施設ではないが、午前9時から午後6時まで無料で利用できる。
星崎記念館と比べ、小規模となる新図書館。ただ、市図書館管理係は「駅からのアクセスが良く、特に学生の来館者数の増加など、利用者層の拡大が期待できる。また、ミナカ内のホテル滞在者も含め、誰もが気軽に立ち寄ってほしい」としている。
新図書館は月〜金曜が午前9時から午後9時まで。土日、祝日は午後6時まで。問い合わせは、同係【電話】0465・49・7800へ。