任期満了に伴い10月20日告示、25日投開票で実施される箱根町長選挙で、箱根町や小田原市などで飲食店を経営する田村洋一氏(55)が本紙の取材に応じ、出馬する意向を明らかにした。6月24日起稿。
田村氏は、2015年に起きた大涌谷での小規模噴火の時、事業者らと勉強会の開催や対応マニュアルを作成し困難に立ち向かった経験などで、行政との壁を感じた部分もあったという。そして、「昨年の噴火警戒レベル引き上げや台風被害、今回のコロナで商売人は苦労をしてきている。民間の苦労や要望が行政に伝わり切れていないと感じた」と語った。そのうえで「今の行政に無いわけではないが、今以上に皆の要望を受け止める受け皿が必要」と強調。「行政と民間との壁を取り払い、公民連携を進め、箱根町の発展につなげたい」と出馬への動機を語り、町会議員をはじめ、町民の声を聞く機会を増やし、行政に反映させていきたいとした。
主な取り組みとして、観光資源の掘り起こし、災害に強い町づくり、少子化ならではの特化した教育、住民サービスの充実、交通インフラの整備などを挙げた。
田村洋一氏/(株)田むら銀かつ亭代表取締役。小田原箱根商工会議所青年部OB会会長、箱根町観光協会インバウンド部会長、強羅観光協会副会長・専務理事、強羅飲食店組合組合長。
現職の山口昇士町長は引退を表明しており、正式に出馬を表明したのは田村氏が初めて。
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