「オービックビル」の愛称で親しまれている小田原市栄町の栄町共同ビルが、マンションの建て替え計画のため、来年3月で営業を休止することが分かった。解体、新築工事の着工時期は未定。
オービックビルは1980年8月に完成した地上5階建て。1階から3階までは洋品店や飲食店、写真館などの商業テナントやパソコン教室、オフィス等として利用されている。また近年では、落語家を招いての寄席や、屋上で沖縄民謡のイベントを行うなど、中心市街地の活性化に取り組んできた。
一方で、老朽化に伴い2013年、耐震診断で補強が必要という結果に。建て替えを視野に入れた検討が行われてきた。また、20年ほど前からテナントの誘致が難しくなっていたことから、今年9月の栄町共同ビル(有)(高橋利行代表取締役)のオーナー会議でマンションへの建て替えを決定した。
今後は、14階建て、高さ43・73mのマンションを計画。設計は長谷工コーポレーション(東京都港区)で、開発事業計画の概要によると1階に店舗3戸、2階から14階に住居65戸を予定している。すでにテナントへの説明と近隣住民に案内の文書が配布されている。
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