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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2021.03.27

かなごてファーム
再エネ電気を自家消費
オフサイト方式で全国初

  • 小山田氏とソーラーシェアリング設備。太陽光発電パネルの下では農作物が栽培される

  • 完成した曽比のソーラーシェアリング設備=かなごてファーム提供

 再生可能エネルギー推進と耕作放棄地解消に取り組む「合同会社小田原かなごてファーム」が2月28日、小田原市曽比にソーラーシェアリング施設を完成させた(発電容量78キロワット)。

 ソーラーシェアリングは、太陽光発電パネルの下で作物を栽培する「発電」と「農」を両立する取り組み。同社では休耕地を借り受け2016年から導入を進め、これが3カ所目となる。

 新たな取り組みとして、曽比の設備で発電された電気はFIT(固定価格買取)制度を使わず、同社が営業する「農家カフェSIESTA」(小田原市成田)で自家消費し、余剰分は松田町内の公共施設で利用される。発電施設と消費場所が離れた「オフサイト」方式で既存の送電線を活用する今回の事業モデルは、全国で初だという。

 同社代表社員・小山田大和さん(41)は、曽比が二宮尊徳の生誕地に近いことに触れながら、「新しいエネルギーと農業のかたちのシンボルとなれば。地域課題の解消につながっていけばうれしい」と思いを語った。

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