藤沢市の秩父宮記念体育館で3月末に開催されたドッジボールの大会「神奈川FINAL BATTLE最強決定戦」オフィシャルの部(小学3〜6年)で、足柄ハリケーンが18年ぶりに県大会優勝を果たした。
全国へつながる県大会が3月中旬に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、代替として同大会が開催。試合時間の短縮など通常の大会とは異なるものとなったが、参加した24チームが熱戦を繰り広げた。
6年生にとっては同大会が最後の試合。「楽な試合はなく、一戦一戦全力で臨んだ」と監督の川瀬豊州(とよくに)さん。キャプテンを務めた渡邉紘斗(ひろと)さん(現・白山中1年)は「ずっと準優勝、3位が続いていたが、最後の大会で優勝できてうれしかった」と話した。
春から新チーム
足柄ハリケーンは県西で唯一のドッジボールチーム。現監督の川瀬さんが小学5年生のときに友人とつくったサークルを前身としている。
足柄小の体育館で毎週練習をしており、小学1〜6年生と一部園児も加入できる。同小以外の児童も練習に通う。3月の大会で主力として活躍した6年生13人がこの春卒団。渡邉さんらOBの協力を得ながら、今年度は15人で新たなチームづくりが始まった。川瀬監督は「どんなチームになるか楽しみ」と語る。また「ドッジボールを通じて子どもたちが自立してくれたら」と思いを話した。