神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大友八幡神社 先代の御神木を活用 「ありがたみ」生かし寄付募る

社会

公開:2021年8月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
横たわる御神木をチェーンソーでカットする古宮さん
横たわる御神木をチェーンソーでカットする古宮さん

 腐朽による倒木を未然に防ぐため3年前に伐採した大友八幡神社(小田原市東大友214)の御神木が、10cm角のグッズに生まれ変わる。一口3千円で神社運営のための寄付金を募り、御神木の「ありがたみ」を生かした返礼品として配布する試みだ。

 小田原球場近くの大友八幡神社の境内には、御神木が切り倒されたまま放置されていた。総代の小林正俊さんは「御神木だから焼却しちゃうのもふびん」と頭を悩ませていた。木材として提供するとしても運送費用などの負担が掛かる。また、境内樹木の剪定、本殿や神楽殿の整備・改修など神社運営のための費用も必要となっていた。

 「普通の木ではない、御神木であるからこそできることがないか」と今年6月、同神社の総代・飯倉正利さんが、寄付金の返礼品として配布する「ありがたい」グッズに加工することを発案した。飯倉さんを含めた総代4人は、仕事の合間を縫って、グッズ製作に取り組んでいる。

 境内に横たわる大木を、チェーンソーで持ち運べる大きさにカットして地元で木製品を製造販売する「(株)ラ・ルース」がキューブ状に加工し、レーザーで神社名などを焼き付ける。寄付の案内は9月頃、神社周辺の西大友、東大友、延清地区の住人に回覧板で協力を呼び掛ける予定だ。

 返礼品の製作後も御神木は約3分の2ほど残る。総代代表の古宮研三さんは「今回の返礼品のほかにも何か利用できたら」と話している。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

技光る木製塔 社寺に寄贈

技光る木製塔 社寺に寄贈

宮大工・稲木初太郎氏の遺作

9月14日

経産省実証事業に採択

ベルマーレFら6事業者

経産省実証事業に採択

県西の地域課題解決へ

9月14日

阿武剋関が新入幕

旭丘高校出身

阿武剋関が新入幕

大相撲九月場所で

9月7日

保健、移動支援策など審議

小田原市9月定例会

保健、移動支援策など審議

補正予算案 8億9千万円

9月7日

駅前の地下通路を一新

箱根強羅観光協会

駅前の地下通路を一新

観光客と住民、明るく歓迎

8月31日

移住促進 オンラインで

小田原市

移住促進 オンラインで

コミュニティを開設

8月31日

あっとほーむデスク

  • 9月7日0:00更新

  • 8月31日0:00更新

  • 8月24日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook