箱根町の芦ノ湖第二鳥居駐車場(元箱根76)に、町内では初めてとなる官民協働で設置された公共の喫煙所の利用が7月30日から始まった=写真。環境美化と喫煙者、非喫煙者の共存が目的。用地は箱根神社が提供し日本たばこ産業(株)(JT)が協賛、箱根DMO(一財・箱根町観光協会)と箱根町が維持管理をする。
喫煙所は、強風対策と景観に配慮した木目調の格子状のパーティションで囲われ、10〜12人が入れる。灰皿はスタンド型で、時期によって4〜6個置かれる。
JTの湘南第二支店中村桂支店長は「これまで培ってきたノウハウを生かし、法令や条例を遵守しながらたばこを吸う人、吸わない人双方を考慮した空間づくり、共存できる社会の実現に取り組んできました。芦ノ湖での分煙環境整備に貢献でき関係者に感謝します」とコメント。箱根DMOの担当者は「箱根では初めての取り組みになります。今後も環境先進観光地のブランドを確立するためにも、分煙環境整備をはじめとした環境整備を行っていきたいです」と話している。