特殊詐欺被害を未然に防いだとして、小田原警察署(野崎剛志署長)は7月28日、さがみ信用金庫酒匂支店職員の下坂正寿さん、田村裕さんに感謝状を贈呈した。
同署によると、7月7日、小田原市内在住の80代女性に実弟を名乗る男から「金を貸してほしい」との電話があり、女性はさがみ信用金庫酒匂支店に連絡。下坂さん、田村さんが女性宅を訪れ、詳しく話を聞いた。
下坂さんらが女性の弟に連絡を取り確認したところ、弟は女性に電話をしていないことが判明。小田原警察署に連絡をし、特殊詐欺被害の未然防止につながった。
また同署は別件の特殊詐欺を未然に防いだとして、同信用金庫鴨宮支店の職員に感謝状を贈呈している。
同署生活安全課によると、管轄する1市3町での特殊詐欺の認知件数は昨年より減少傾向にあるという。ただ「電話でお金を要求されたら、すぐに警察に相談してほしい。また、迷惑電話防止機能付き電話を活用するなど対策をしてほしい」としている。